ダラスがAmazonのHQ2の候補地に上がっていた!?
/Jeff Bezos氏とアマゾン帝国について書かれたBrad Stone氏の本「Amazon Unbound」によると、ダラスが同社の2番目の本社であるHQ2の候補地として考慮されていた、とダラス・ビジネス・ジャーナルが報じた。
「HQ2調査委員会」は2018年1月に発表された候補地20箇所を訪問し、6月に選考基準に残った場所を「実行不可」、「討論の余地あり」、「トップリスト」の3つに分けた。Stone氏の本によると、ダラスは、シカゴ、ニューヨーク市、北バージニア、フィラデルフィア、ローリーと共に「トップリスト」に入っていたという。
その後、調査委員会はシカゴ、フィラデルフィア、ローリーを候補地に絞ったが、2018年夏に「S-Team」(幹部らで形成されているグループ)はダラス、ロスアンジェルス、ニューヨーク市、北バージニア、ナッシュビルの5箇所に絞ったという。
最終的には、HQ2を北バージニアとニューヨークの二カ所に分けることを決定した。一方で、ナッシュビルをアウトポストにすると決定。しかし、ニューヨークの地元法律事務所、活動家や住民らが多額の税金控除を受けるべきではないと反発したため、ニューヨークへの本社建設は現実化しなかった。
Amazon社がなぜ調査委員会が推薦した候補地を無視して、最終的に他の場所に決定したのかは明らかにはされていないが、「S-Team」とBezos氏の影響が大きかっただろうとStone氏は話している。