米、日本へ「渡航中止」勧告【東京オリンピック近く中】

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米国政府は新型コロナウィルスが持続的に拡大している日本に対して、渡航警戒の最高レベルに当たる「渡航中止」を勧告したとCNNが報じた

2021年5月24日、米国務省は日本に対する従来の渡航警戒レベル3の「渡航の再検討」からレベル4「渡航中止」の勧告を発令したと知らせた。米国国民に対する国務省の渡航警戒は4段階に分かれるが、一般的事前注意(レベル1)、注意を強化(レベル2)、渡航の再検討(レベル3)、渡航中止(レベル4)の順だ。

米国務省による日本への海外渡航警戒レベル引き上げを受け「開催の準備が整っていると日本国民や国際社会を納得させようと苦労している日本に新たな打撃となる」と伝えた。日本がワクチン接種に「遠慮がち」で、これまで感染率を低く抑えていたにもかかわらず「感染の再拡大を許した」と指摘した。

また、「開催に向けてますますハードルが増える状況に直面している」と報じた。医療従事者の不足や注射器の欠乏を挙げ、「他のアジアの国と比べてもワクチンの普及が遅れている」と指摘。日本のワクチン接種率の低さについて「少なくとも全米25州で(18歳以上)の成人の50%がワクチン接種を終えた米国と著しく対照的」などと比較している。