【AUSTIN】移住者が急増する住宅問題を解決するスタートアップ「Homebound」
/テキサス州オースティンの移住者が急増する中、住宅問題を解決するスタートアップ企業についてTechCrunchが報じた。
オースティンに移住してくる人は米国全土から様々だが、カリフォルニア州のサンフランシスコ・ベイエリアからの移住が賑わしている。
その結果、移住者が増加したことで住宅費の急騰が起きている。需要の増加と2021年になってほぼゼロに近くなっている空き物件の少なさが原因だ。
カリフォルニア州サンタローザ拠点のテック系住宅建設スタートアップ「Homebound(ホームバウンド)」は、既存住宅購入の代替手段を提供して、問題を解決する見込みだ。
Homeboundは、実質的に仮想ゼネコンの役割を果たし、IT技術と「厳選された」資格のある建築「専門家」のネットワークを組み合わせて、新しいかたちの住宅建築を設計から完成まで管理する。また、住宅建築に関わる数百にわたる作業項目を追跡・管理するツールを開発した。
これまでHomeboundは、カリフォルニアの山火事の後にホームオーナーが住宅を立て直す際の課題や複雑さを支援することに焦点を当ててきた。しかし2021年4月、Homeboundは自身初の非災害地市場であるオースティンに進出した。住宅再建で培ったカスタム住宅建築のための「テクノロジーを駆使した合理的なプロセス」を、選択肢の1つとして地域のホームオーナーに提供することを狙いとしている。