テキサスの電力消費者、10億ドルの訴訟を起こす

今月の大寒波の末、9千ドルの電気料金を請求されたテキサスの消費者は2月22日、卸売電力供給会社のGriddy Energy社に対し「違法な価格釣り上げだ」と10億ドルの集団訴訟を起こした、とFox Newsが報じた

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原告のMont Belvieu在住のLisa Khouryは、通常の電気料金は200〜250ドルと説明し、同社は2月13日〜18日までの電気料金として1,200ドルを彼女の口座から自動的に引き落とししており、2月1日〜19日までの全額請求は9,546ドルだったという。

原告は、同社に自動引き落としによる残高不足の懸念を訴えたが、同社が返答しなかったことから、2月18日に銀行へ支払い停止通知を行い、ハリス郡の裁判所へ10億ドルの集団訴訟を起こしたという。また、Texas Deceptive Trade Practices Act(テキサス州不公正取引慣行法)に違法したと訴え、同社の過剰な電気料金の請求と支払い回収を差し止め、顧客からの遅延また未払い請求の許容を保証するよう求めている。