ダラス建設業界の現状、米国の他都市と比較!
/ダラスの建設業界は、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックによる被害が他都市と比較して少なかったことをDallas Business Journalが報じた。
JLL調査レポートによると、COVID-19の被害が最もみられた期間が2020年3月1日〜5月31日。その間、シェルターインプレイスが発令された影響もあり、最も被害が大きかった1日は4月15日で、建設量は6%減少した。
米国10都市とダラスを比較すると、ダラスが最も被害が少ないことがわかった。レポートに掲載された都市の中では唯一減少率が一桁におさまっていた。
全国的にシェルターインプレイスのみが発令された都市の建設プロジェクトは93%継続していた。建設をすべて停止した州に関しては、停止期間は平均41日。テキサス州で唯一、建設の中止を余儀なくされたオースティン市は、結果的に停止した期間は2週間のみ。各都市により、状況や影響は様々になった。
また、建設関連の雇用率は2020年第一四半期と第二四半期の間で全国10.8%減少した。それに加え、建設労働者の平均時給は1.1%減少した。
▼北テキサスの建設プロジェクトで影響のあったのは?
北テキサスの建設プロジェクトの多くは継続できている状況にあるが、プロジェクトによっては停止しているものもある。例えば、プレイノ市のショッピングモール「Shops at Willowbend」内の映画館「Cinepolis」や、フリーマンの新本社建設など。ダウンタウンに所在する旧Dallas Morning Newsビルの再開発はスケジュールより遅延している状態だ。