テスラ、テキサスに本社移転を検討【工場の再稼働阻止を受け】

2020年5月9日、米電気自動車(EV)大手「テスラ(TESLA)」のCEOイーロン・マスクは、カリフォルニア州にある本社を州外に移転すると表明したことをDallas Business Journalが報じた候補地にテキサス州とネバダ州が上がっていることがわかった。

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同氏は新型コロナウイルスの影響で操業を停止したEV工場を巡って、地元自治体のアラメダ郡と対立していた。テスラは工場の早期再開を求めて同郡を相手取った訴訟も起こした。

マスク氏は、アラメダ郡が6月1日までテスラの工場再開を認めないことを伝えるツイッター上のニュース記事に返信する形で「テスラは同郡に対し直ちに訴訟を起こす」と投稿。続けて「我慢の限界だ。テスラは本社と将来の事業計画をテキサス州かネバダ州にすぐに移転する」と投稿した。

カリフォルニア州内の工場を維持するかどうかについては「将来のテスラの扱い方次第だ」と述べ、同郡の対応次第では工場そのものの移転もありうるとの姿勢を示した。

その後、テスラはカリフォルニア州北部地区の連邦地裁にアラメダ郡の命令を無効とするよう求める訴訟を起こした。「法的措置をとる以外に選択肢はなかった」との声明を出し、早期に州内の工場の再開を目指す考えを表明した。


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