テスラのイーロンマスク、オラクル、HPがテキサスに移転【テキサスの魅力とは?】

2020年が幕を閉じると共に、カリフォルニア州からテキサス州に移転する有名企業の動きが目立っている。

12月上旬、サーバーの企業向けハードウェアの製造・開発およびサービスを行う「Hewlet Packard Enterprise (ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)」は、コスト削減を理由にカリフォルニア州の本社をテキサス州ヒューストンに移転することを発表した。

また、民間法人や公的機関を対象とするビジネスに特化したソフトウェア会社「Oracle(オラクル)」は、カリフォルニア州レッドウッドシティに置く本社をテキサス州オースティンに移転することを公表した。

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さらに、電気自動車(EV)大手のテスラを率いる起業家のイーロン・マスク氏も、自らの生活拠点をカリフォルニア州からテキサス州オースティンの新工場に移したと明らかにしている。

▼カリフォルニアからテキサスに移住する人たち

U.S. Census Bureau調査によると、ここ数年カリフォルニア州を離れるひとたちが移住先として選ぶ州で最も人気だったのがテキサスだった。

2018年にカリフォルニア州からテキサス州に移住した人は計86,164人を記録し、昨年対比36.4%増という結果となり、移住先スポットとして絶大な人気を誇る。

▼なぜテキサスなのか?

「テキサス州に個人所得税がない」というメリットが、移住の決断になっているケースが多い。

それはそのはず、カリフォルニア州の個人所得税は全米で最も高額なため、テキサス州に移住するだけで大きなメリットがあるのだ。

そのほか、テキサス州は生活コストが低いことや、住宅価格が安いことなどのメリットにも惹かれる人が多い。

また、金銭的な理由以外にもテキサスのライフスタイルに憧れて移住する人もいる。

例えば、カリフォルニア州の公園の一部は自転車に乗る、木を登る、ブロック壁にボールを投げる、ウェイトやコーンを使用したインストラクター付きのトレーニングなどが禁止されており、テキサス州の公園はこのようなアクティビティーに対してレギュレーションが緩い。