Uber「空飛ぶタクシー」開発部門を売却

2020年12月8日、米Uber(ウーバーテクノロジーズ)は、空飛ぶタクシーの開発部門「Uber Elevate(ウーバー・エレベート)」をトヨタ自動車などが出資する小型航空機メーカーの「Joby Aviation(ジョビー・アビエーション)」に売却したとREUTERSが報じた

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Uberは2023年の商用化を目指し、電動の垂直離着陸機を使った空のライドシェアサービスの開発を進めていた。

大都市の交通渋滞を回避できる移動サービスとして期待されていたが、新型コロナウイルスの影響で人々の移動が減り、採算を確保するのは難しいと判断したもようだ。

ジョビー・アビエーションは、フル電動の垂直離着陸機(eVTOL)を開発しており、2023年に、手頃な価格の空飛ぶタクシーサービスとして、運用を開始する予定だ。同社は、2020年1月、トヨタが3億9400万ドルを出資すると発表。トヨタはジョビー・アビエーションとの協業において、自動車の開発・生産・アフターサービスで培った強みを生かし、今後、社会的ニーズが高まると予想される空のモビリティ事業の早期実現に向けた取り組みを開始する。