世界的な建築家「隈研吾」が手がけたダラスのビル

日本国内で新国立競技場や、高輪ゲートウェイ駅の設計者として名が知れている建築家「隈研吾」は、国内のみならず、20カ国以上の国で建築を設計しており、国内外での受賞歴も多数ある。

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今回、世界的に有名な建築家「隈研吾」が、テキサス州ダラスで出掛けたビル「ロレックス・ビルディング」を紹介する。

水平の平行線を強調した独創的なデザインで、ガラスのタワーがねじれて、空に向かっているような外観をした7階建てのオフィスビルだ。使用されている石垣は、日本の城郭建築から着想を得ており、穴太(あのう)の石積みの技術で積まれている。

ビルを覆うルーバーは木材でできており、基底部の石垣もルーバーも、鉄とコンクリートに代わる素材を巧みに使う隈研吾ならではの大胆な提案によるもの。木の優しい質感はビル内部にも生かされており、全フロアに植物を配したテラスがあり、内部空間においても環境との調和が試みられる。

建築業界で権威あるエンジニアリングニュース-レコード誌が選ぶ2019年の「最も優秀なプロジェクト賞」のオフィス部門で最優秀賞を受賞している。

<KENGO KUMA AND ASSOCIATES公式HP>