次期大統領バイデン、テキサス新幹線をサポートする可能性

米国民間事業主体「テキサス・セントラル」が手がけるテキサス州高速鉄道プロジェクトに対し、アメリカ次期大統領ジョー・バイデンが計画をサポートしてくれる可能性についてDallas Business Journalが報じた

スクリーンショット 2020-11-16 14.08.21.png

テキサス・セントラルCEOのCarlos Aguilar氏によると、アメリカ次期大統領ジョー・バイデンは、以前、テキサス州高速鉄道プロジェクトに対して好意的な姿勢をみせたことがあったという。さらに、バイデン氏は鉄道ファンであり、自宅のデラウェアからワシントンの距離をアムトラック鉄道に乗って過ごしていたなど、鉄道自体に対して受け入れ体制があると述べた。なお、バイデン関係者側から正式コメントは発表されていない。

テキサス州高速鉄道プロジェクトは、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で従業員のリストラをせざるを得ない状況に至っていた。しかし、その後、最終安全規則「Rule of Applicability、RPA」と環境影響評価の完了を示す決定評価「Record of Decision、ROD」案を発表するなど、実現に向けて必要な準備が整う段階まできている。

今後、2021年前半には着工開始、2026年に営業開始を目標とする。しかし、実現するまでにはまだ2兆円とされる事業費の調達や、用地確保が課題として残っている。