認知症患者を半減させうるアルツハイマー治療薬に期待【テキサス大学】
/認知症治療のブレイクスルーになる可能性がある新型ワクチンの動物実験に成功したことが公表された。開発中のアルツハイマー病のワクチンが実用化されれば、認知症を半減させ、症状の開始を5年遅らせることが可能になるかもしれない。
テキサス州ダラスの「テキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター」の研究者たちは、最近実施した動物実験で新たなワクチンの有効性を確認できたため、臨床実験(治験)を目指したい、と述べた。
アルツハイマー病は、認知力が低下して記憶、思考、日常行動に問題を来す認知症の中でも代表的な病気。このワクチンは、認知症との戦いを大きく前進させるかもしれない。従来のアルツハイマー病のワクチンには脳の炎症といった副作用が出たが、新しいワクチンをサルやウサギに投与してみたところ、体内の抗体が増加して脳内に蓄積したアミロイドβやタウの量を減らす効果があった。
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