ダラス地区のみ、力強い景気拡大【米経済】

米連邦準備理事会(FRB)が発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、4月後半から5月上旬にかけて米経済は「緩やかに拡大」と総括した。製造業の活動が「加速した」一方、個人消費は「弱かった」と指摘。同報告によると、緩やかな経済成長に変化はなかったが、唯一ダラス地区では、力強い景気拡大がみられた。

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雇用は、大半の地区で緩やかに拡大した。物価上昇も緩やかだった。鉄、アルミニウム、石油、木材など材料価格が上昇し、人手不足と合わさって、輸送、建設、製造業分野で価格上昇圧力の高まりがみられた。製造業は大半の地区で活況で、金属製品、重工業機械、電子機器などが特に好調だった。