iPhone組み立て工場をダラスに建設?【トランプ対中制裁】

トランプ米大統領の対中制裁によって、関税の大きく影響を受けるとされているApple製品。今回、iPhoneの組み立てを請け負うFoxconn(鴻海)が、組み立て工場の複数建設を米国内で行うことが明かされた。

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建設現場の一箇所にはテキサス州ダラスが選抜されたことが予定されている。

世界最大級のサプライヤーとして知られるFoxconnは現在、iPhoneの組み立て生産を中国で請け負っている。しかし、トランプ大統領の対中制裁が進行すると、中国から出荷する商品に高額な関税がかかるとされている。こうした問題を回避すべく、Foxconnはテキサス州ダラスおよびインディアナ州インディアナポリスにスマートフォンの組み立て工場を建設する計画を立てている。

ただし、工場が移動してもiPhoneの値上げは避けられそうにない。専門家によると、現行の生産ラインのうち10%を米国に移した場合は8%、100%移した場合は20%の値上がりが起きるそうだ。