ヒルトンホテル【モバイル機器で制御する新型客室】

ホテルチェーンのHiltonはモバイルデバイスによって制御可能な客室「Connected Room」を発表し、音声コマンドなどの機能の将来的な追加に向けたビジョンを示した。

新たな客室「Connected Room」は、今年の暮れに提供される予定で、まずはダラス、ワシントンDC、メンフィスの都市が選ばれた。同社は次の3年のうちに全店舗5,100店に普及していく見込みだという。

同システムを使用するためにはまず、携帯電話で「Hilton Honors」のアプリをダウンロード。Connected Roomの宿泊客はアプリを使って室内の温度や照明、テレビ、窓の覆いを制御できるようになる。

将来的に、Hiltonはさまざまなコネクテッドデバイスのサポートを追加する計画をたてている。これには、宿泊客が音声コマンドを使って部屋を制御する機能や、自分のコンテンツにアクセスする機能、自分の芸術作品や写真をアップロードして、部屋の中で自動的に表示させる機能などがある。Hiltonは、宿泊客が「Hilton Honors」のアカウントプロフィールで個人的な客室内の好みを設定できるようにする機能の提供も検討している。