ダラスで米国初の窓掃除ロボット「Ibex」導入:高層ビルメンテナンスの未来【Verobotics】



Photo by Verobotics

イスラエルのVeroboticsが、アメリカ初の窓掃除ロボット「Ibex」をダラスでデモンストレーションを行いました。このロボットは、Uptown Dallasの17Seventeen McKinneyビルの外壁をよじ登りながら窓を掃除し、高層ビルのメンテナンスの未来を示しました。Veroboticsは、AIを活用したこのロボットを用いて「予知保全」を行い、ビルの外壁状態をデータで管理することで、長期的な維持コストの削減と安全性向上を目指しています。

Veroboticsと提携したGaedeke Groupは、アメリカ市場での初展開をサポートし、デモにはCEOのIdo Genosa氏も参加しました。このロボットは自律的に動作し、ビル管理人は1人で複数のロボットを展開できるのが特長です。また、窓枠などの障害物を避けながら正確に窓を清掃し、データを収集して「デジタルツイン」を作成。これにより、建物の外観状態をリアルタイムで把握し、将来的な修繕ニーズも予測可能です。



Veroboticsはすでにアジア市場にも進出しており、ダラスでの新オフィス開設も発表。同社の技術は航空宇宙・ロボット工学・AIを融合したもので、高層ビルの窓掃除を従来よりも安全かつ効率的に行うことが期待されています。Gaedeke Groupも、今後同社のロボットを北テキサスの自社物件に導入予定です。

Source: Dallas Innovates

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