わらべや日洋HD、米国中西部に事業進出+新工場建設


わらべや、米国中西部に進出

わらべや日洋ホールディングス(HD)は、連結子会社WARABEYA TEXAS,INC.」による米国中西部エリアへの事業進出を決定したことを発表しました。

Photo by Warabeya

・WARABEYA TEXASは、米国のセブンイレブンによるフレッシュフードの強化に取り組むパートナーに選ばれ、オハイオ州周辺に新工場を設立し、セブンイレブンやSpeedwayの店舗に商品を供給することが決定しました。

・WARABEYA TEXASは2023年4月1日から「WARABEYA NORTH AMERICA, INC.」に商号変更が発表されました。

・「わらべや」は、主力事業である国内の食品関連事業において、新しい商品の開発や収益性の改善など、成長を目指すための施策を実施しています。海外の食品関連事業においては、米国のハワイやテキサス州においてセブンイレブン向けの事業を展開し、バージニア州に新しい工場を建設するなど、海外での成長に向けて多岐にわたる取り組みを行っています。

▼わらべや、米国オハイオ州の新工場建設へ

わらべや日洋ホールディングス(HD)は、米国に新たな工場を建設すると発表しました。投資額は約110億円で、2024年12月の稼働を目指しています。同社の米国本土の工場はこれで3カ所目となります。

工場の建設地域はオハイオ周辺で検討されており、延べ床面積は約1万3000平方メートルになる見込みです。この工場は、米国内の工場としては最大規模になる予定です。

わらべや日洋HDの米国子会社は、セブンイレブンの総菜などフレッシュフード(日配品)の強化に向けた事業パートナーに選出されました。セブンイレブン向け商品の供給能力を引き上げることで、米国事業の拡大につなげることが期待されています。

わらべや日洋HDは、米国本土では2017年からテキサス州の工場を稼働しています。そして、バージニア州でも工場を建設中で、2023年の稼働開始を予定しています。

▼わらべやの日本実績や品質管理について

わらべやは、日本のセブンイレブンではコンビニエンスストア業界において、店舗数・売上高ともにトップクラスのシェアを誇っています。日本国内においては、約2万2000店舗を展開しています。特に、弁当やおにぎりなどのお惣菜、アイスクリーム、コーヒーなどの飲料、そしてプライベートブランド商品である「セブンプレミアム」など、高品質な商品力が評価されています。

わらべやが米国に拡大することで、日本のセブンイレブンに供給する商品の種類を拡大することが期待されます。新たに建設される工場によって、米国のセブンイレブン向けに、日本のセブンイレブンと同様に高品質な商品を提供することができるようになると思われます。

また、わらべやは、品質管理や製造プロセスの徹底、環境保護など、CSR(企業の社会的責任)にも積極的に取り組んでおり、セブンイレブンを含む顧客から高い信頼を得ています。米国市場では環境保護や社会貢献活動など、CSRに対する取り組みは、現代の企業にとって欠かせないものとなっています。米国市場でもわらべやは、CSRに対する取り組みを強化することで、顧客からの信頼を高めることができます。

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