ロッキード・マーティン、レーザー兵器を米陸軍に納入

米国の航空機や宇宙船、戦闘機などを専門とするダラスにある開発製造会社、ロッキード・マーティン(Lockheed Martin)社がレーザー兵器を米陸軍の対空ミサイル防衛コマンド(Space and Missile Defense Command)に納入したことが同社公式HPより記載された。

レーザー兵器は世界初の出力60kWのレーザーを起用しており、複数のレーザー光線を束ねることで出力を高めたものになっている。現在、試験が行われている段階のようだ。レーザー兵器は運用コストが低いため、ドローンなどの飛翔体対策として期待されている。

中東ではテロ組織がドローンを兵器として活用しているため、米国はドローンを撃墜するために以前ミサイルを使用していた。ただ、ミサイルは1発に数百万ドルという費用がかかっている。例えば、最近使われたパトリオットというミサイルであれば1発およそ340万ドル。費用対効果が悪いため、今回のようなレーザーへの切り替えがおこなれた。

ロッキード・マーティン公式HP参考