米Uber、「空飛ぶ車」ダラスで試験飛行
/米配車アプリ大手ウーバー・テクノロジーズ(Uber Technologies)が「空飛ぶ車」の技術を開発し、2020年までに試験飛行をテキサス州ダラス・フォートワースとアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで実施する計画を発表した。
同社は4月25日~27日、テキサス州ダラスで開催された「Uber Elevate Summit 2017」にてVTOLシステムを発表した。VTOL(Vertical Take-off and Landing)/垂直離着陸システムによって空飛ぶ車の開発が実現される。これを利用した都市部での短距離輸送ネットワークの導入を目指すプロジェクト「Uber Elevate Network」が公表され、業務提携する様々な企業が発表された。
例えば、同プロジェクトは機体が離着陸する際、VTOL対応の専用飛行場(Vertiports)が必要となる。この飛行場を建設するインフラ構築を強化するため、ダラスの地元不動産企業(Hillwood Properties)とパートナーシップを締結した。また、航空機設計と製造会社(Bell Helicopter、Aurora Flight Science、Pipistrei Aircraft、Embraer、Mooney International等)と提携することで幅広い実績やユニークな専門知識を用いて、最短で電動VTOL開発を進めていくと述べている。
今後、2020年にドバイで開催される世界万博会で初試験飛行を行い、より注目を集める見込みのようだ。その後、テキサス州ダラス・フォートワースで引き続き実験を行い、2023年にはダラスにてサービスを提供開始する予定。